2020年11月23日 (月)

Huawei P10とG-RitZ Loggerで擬似距離をリアルタイム表示

  時々思い出したようにGNSS(GPS等)ネタです。

 VADASE(Variometric Approach for Displacement Analysis Stand-alone Engine)に関する下記の資料(P19の写真)を見てスマホでA4サイズの一筆書きができるかもしれないと妄想してHuawei P10を買ったのですが、現実はそう甘くありませんでした。

  Performance analysis of GPS+Galileosmartphone raw measurements
  GSA, 30th may2018
  https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/augusto_mazzoni_la_sapienza.pdf

 最初は、スマホに(無料の)アプリをインストールすれば実現できる程度に思っていたのですが、VADASEは特許で保護された技術のようで、無料で使用することは難しいようです。

  IT1406752B1
  Sistema di misura di movimenti in tempo reale, in particolare di movimenti cosismici e di vibrazioni di strutture
  https://patents.google.com/patent/IT1406752B1/it

  US20130090858A1
  System for measuring coseismic movements or vibrations of structures based on global navigation satellite systems-gnss and/or pseudolites
  https://patents.google.com/patent/US20130090858A1/en

 

 以下の資料には、無料で利用できそうな”GNSS Variometric Web Engine”というものが紹介されていたのですが、「このサイトにアクセスできません」というメッセージが出て弾かれました。会員登録が必要?

  GNSS Variometric Web Engine
  https://www.researchgate.net/deref/http%3A%2F%2Fwww.gnssvariometricengine.com

 現在のところ、これから先には進んでいません。


 折角、GNSSのRAWデータが出力可能なスマホがあるので、RAWデータの変化をリアルタイムで見てみたいです。
 RAWデータには色々な種類があるようですが、自分のような素人が見て数値の意味が分かる擬似距離を表示してみました。
 以下のアプリを使用しました。

  G-RitZ Logger
  Information & Communication Lab, Ritsumeikan Univ.
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kubolab.gnss.gnssloggerR&hl=ja
   更新日 2018年5月11日
   サイズ 2.5M
   インストール 500+
   現在のバージョン 1.5.2
   Android 要件 7.0 以上


 結果は以下の通りです。

【Huawei P10とG-RitZ LoggerによるRAWデータ表示】
Huawei-p10gritz-loggerraw

 

 

  データを見て理解できるのはPseudorange位しかありませんが、GPS(米国)は確かに高度約2万kmで周回しています。
 リアルタイムの表示なので、数値の変化を見ていると、衛星が近づいているのか、あるいは遠ざかっているのかが判ります。
 判ったからと言って直接何かの役に立つ訳ではありませんが・・・(アマチュア無線の通信衛星の場合はドップラーシフトによる周波数変化の方向を確認する必要な場合があります)

 表示画面を眺めていると、衛星が動いているのが実感できるので、それなりに面白いです。

 ネットでHuawei P10による高精度測位の記事をたまに見かけますが、後処理を必要とするものが多いです。
 アプリを入れただけでリアルタイムで高精度測位ができるというのは難しいようです。

 現時点では2周波スマホは高いし、高精度という保証もないようなので、しばらく待つしかない・・・
 
 

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2020年9月13日 (日)

今朝のSBAS(GAGAN,MSAS,SNAS)

  京セラのBASIO3(KYV43, Snapdragon 430 MSM8937)にインストールしたGPSTest(barbeauDev)で画面を眺めていると、時々SBASの情報が表示されます。
 PRN、国旗、C/Nが表示されるだけなので、電離層の影響の補正が行われている訳ではないようです。
 信号としては、PRN128(GAGAN),PRN137(MSAS),PRN130(SNAS/BDSBAS)が表示されることが多いです。
  今までは、下記の画像のように、PRN128(GAGAN)とPRN137(MSAS)は国旗(インド、日本)が表示されていましたが、PRN130(SNAS/BDSBAS)は国旗が表示されていませんでした。
 
【(01)Screenshot_20200821-060805】
01screenshot_20200821060805
 
 
 
 ところが、今朝散歩の途中でGPSTest(barbeauDev)の画面を見てみると、下記の画像のように、PRN130に中国の国旗が表示されていました。

【(02)Screenshot_20200913-071153】
02screenshot_20200913071153
 
 
 
 アプリGPSTestは最近更新されていました。
  GPSTest
  barbeauDev
-----------------------------------------------
(抜粋)
• Improved SBAS - Add more satellites for SNAS (China) and SDCM (Russia).
更新日 2020年8月17日
-----------------------------------------------
 
  SNAS - Navipedia
 
 
  当方は、アプリを手動で更新しているので、20200821のキャプチャには間に合わなかったようです。
 
 現在のところ、BASIO3でSBASの国旗が見えたからといって、直接役に立つわけで無いようですが、他のDGNSS(DGPS)対応の端末を利用するときに、SBAS信号が可能な状態になっているかどうかを確認するために利用できるかもしれません。
 
【(03)GP-102 DGPS適用例@日比谷公園第一花壇】
03gp102-dgps
 
  芝生のエッジに沿って長方形状に一周しました。
 受信条件が良ければ、サブメータ級の精度が出るかも・・・・
【参考外部リンク】
IGS (International GNSS Service)
MGEX
SBAS
http://mgex.igs.org/IGS_MGEX_Status_SBAS.php#GPS

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2020年7月 2日 (木)

VADASEに関係するかもしれない特許

 安いスマホで、一筆書きをすることを妄想しているのですが、中々難しいです。
 以前、以下の資料の中の「Huawei P10 and gestures with VADASE kinematic Carrier Phase only – L1」のページを見て、Huawei P10で一筆書きができるかもしれないと期待してしまいました。

  Performance analysis of GPS+Galileosmartphone raw measurements
  GSA, 30th may2018
  https://www.gsa.europa.eu/sites/default/files/expo/augusto_mazzoni_la_sapienza.pdf

 たまたま、秋葉原でHuawei P10の中古品を見かけたので衝動買いしたのですが、実際にどのようにすれば一筆書きができるのか判りません。
 上記資料では、VADASE(Variometric Approach for Displacement Analysis Stand-alone Engine)というソフトを使っているようです。
 VADASEの技術の詳細は判りませんが、搬送波の位相データが出力できるスマホがあればL1だけで高精度(数cm)の変位測定ができるようです。
 絶対座標ではなく、変位を測定するもののようですが、一筆書きであれば絶対座標は不要なので、問題ない筈です。
 VADASEに対応するようなアプリがどこかに転がっていないかと思って探してみましたが、見つけることができませんでした。
 上記資料には、VADASEは特許化された技術であるようなことが書いてあるので、これが関係しているのかもしれません。

 2周波数スマホであれば、簡単に高精度が得られそうですが、価格が5~10万円もするので、遊び用に一寸買ってみるという訳にはいきません。

 VADASEの新しい情報がないかと思って久しぶりに探してみたら、以下の資料を見かけました。

  Validation of GNSS Variometric Web Engine: a New Tool for GNSS Community
  Presentation (PDF Available) · July 2019
https://www.researchgate.net/publication/334770327_Validation_of_GNSS_Variometric_Web_Engine_a_New_Tool_for_GNSS_Community
https://www.researchgate.net/profile/Augusto_Mazzoni/publication/334770327_Validation_of_GNSS_Variometric_Web_Engine_a_New_Tool_for_GNSS_Community/links/5d404a5f299bf1995b57bfc7/Validation-of-GNSS-Variometric-Web-Engine-a-New-Tool-for-GNSS-Community.pdf

 かなり詳しく書いてあるようですが、基礎知識がないので大雑把なことしか理解できません。
興味が惹かれた箇所をピックアップしてみました。

(抜粋)
--------------------------------
A patented idea
Since June 2010 VADASE idea was protected by a patent pending, thanks to the support of our University (patent released in 2014)
--------------------------------
GNSS Variometric Web Engine
www.gnssvariometricengine.com
Gnss-variometric-web-engine

--------------------------------
File format
RINEX 3.xx Navigation and Observation
1 Hz rate
Compliant with with Android Raw GNSS Measurements
--------------------------------
Conclusions
GNSS Variometric Web Engine is a freely available tool
--------------------------------

 ざっと見た感じでは、"GNSS Variometric Web Engine"は、"RINEX 3.xx Navigation and Observation"を入力すれば、3次元の速度データを出力してくれる無料のツールのようです。
 使い方はよく判りませんが、無料ということであれば一寸触ってみようと思ったのですが、当方がアクセスしたときには、「このページを表示できません」というエラーが出て、先に進めませんでした。
 理由はよく分かりませんが、そのうち、再度トライしてみたいと思います。


 上記資料の中に特許の話が出ていたので、素人無線家の好奇心で調べてみました。
 検索ポイントは以下の通り。

[発明者候補]
 Augusto Mazzoni 
 Marco Fortunato
 Mattia Crespi
[出願人・権利者候補]
 University of Rome
[出願年候補]
 2010
[発行年候補]
 2014


下記の特許が近そうです。
 文献の著者と発明者は完全には一致していませんが、割とよくあります。

IT1406752B1
Sistema di misura di movimenti in tempo reale, in particolare di movimenti cosismici e di vibrazioni di strutture
https://patents.google.com/patent/IT1406752B1/it

Inventor
 Gabriele Colosimo
 Mattia Giovanni Crespi
 Augusto Mazzoni

 2010-06-14 Application filed by Univ Roma
 2014-03-07 Publication of IT1406752B1


 イタリア語は読めないので、対応日本出願を見てみました。

--------------------------------------------------
特表2013-534623
グローバル・ナビゲーション衛星システム-GNSS及び/又は擬似衛星に基づく構造物の地震動又は振動を測定するシステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リアルタイムで、グローバル・ナビゲーション衛星システム-GNSSに基づいてセンチメートル単位の正確性で地震動又は構造物の振動を計測する方法であって、受信手段及び1Hz以上のサンプリング周波数におけるGNSS位相観測のための手段を備える受信機(r)、無線通信によってブロードキャストされる補正データを受信する手段、前記観測を処理する手段、以下の情報を貯蔵する記憶手段による方法であり、前記情報とは:
-前記受信機の位置の複数の参照座標(reference coordinates)、
-リアルタイムでの無線通信によってブロードキャストされる補正データであって、少なくとも複数の位置推算表(ephemerides)、複数のクロック補正値、及び電離圏モデルを含む、ブロードキャストされる補正データ、
-複数の処理結果であり、;
当該方法は以下のステップを有する:
-リアルタイムでの、少なくとも4つのGNSS源からの一対のGNSS位相観測値の受信と決定、及び、無線通信によりブロードキャストされた補正データの受信をすること、
-1Hz以上のサンプリング周波数の連続的な時点(t,t+1)において受信される一対の前記位相観測値のための時間内位相差(phase difference in time)の計算をすることであり、位相観測値の各対は前記複数のGNSS源の各々から来る、
-バリオメータ位相式による前記時間内位相差の各々の表現をすることであって、該表現は、少なくとも4つのバリオメータ位相式の系を定義するためであり、各式は、位相観測値の各対のためのものであって、4つの未知数を含み、該未知数は、
-前記連続的な時点(t,t+1)の間に生じる三次元の変位の3つのデカルト成分(Cartesian components)、
-前記連続的な時点(t,t+1)の間に生じる前記受信機のクロック・エラーの変化、
であり、
-各バリオメータ位相式の重みづけ要素の計算をすること、
-最小二乗法推定により、前記各4つの未知数に関し、少なくとも4つのバリオメータ位相式の系を解くこと。
--------------------------------------------------

 技術的内容は良く理解できませんが、位相情報から変位を求めているような雰囲気はします。


対応米国出願
US20130090858A1
System for measuring coseismic movements or vibrations of structures based on global navigation satellite systems-gnss and/or pseudolites
https://patents.google.com/patent/US20130090858A1/en


 現時点では登録になっているのはイタリアだけのようですが、そのうち他の国でも登録になるかもしれません。なお、日本出願は拒絶確定のようです。

  なお、網羅的に調べた訳ではないので、ほかに関係しそうな特許が存在している可能性があります。

 権利関係は原本を見ないと確認できない場合があるので、確認が必要な場合は公的な資格を有する専門家に依頼するのが間違いないかもしれません。


 Huawei P10で一筆書きができるようなアプリが出てくるとうれしいのですが・・・

 


【関連内部リンク】
2019年6月26日 (水)
HUAWEI P10のGPS RAWデータで一筆書きが可能!?
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2019/06/post-32ef4d.html

2019年6月29日 (土)
5システム&高精度測位対応のHuawei P10を買いました
http://kenshi.air-nifty.com/ks_memorandom/2019/06/post-3deee5.html



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2020年6月18日 (木)

今日(2020.06.18)のSBAS(BDSBAS PRN130)

今日は天気が悪かったので、自宅の窓から受信しました。
 PRN130しか受信できませんでした。

【Screenshot_20200618-144811】
Screenshot_20200618144811

 下記の資料によれば、中国のBDSBASのようです。
 日本での測位にどのように寄与するのかはよくわかりません。


  GBAS/SBAS Implementation in China
  ICAO ASIA/PACIFIC REGIONAL
  GBAS/SBAS WORKSHOP
  Seoul, ROK, 3~5 June 2019
  https://www.icao.int/APAC/APAC-RSO/GBASSBAS%20Implementation%20Workshop/3-5_GBAS-SBAS%20Implementation%20in%20China%20(X%20Li).pdf
(以下、上記URLから抜粋引用)
--------------------------------ーー
The GEO-1 satellite (SBAS PRN 130) has been launched on November 1 2018, and broadcasted BDSBAS signal from November 9 2018 on plan.
--------------------------------ーー

 

 昨日は、こんな感じでした。

【Screenshot_20200617-161306】
Screenshot_20200617161306

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2020年5月15日 (金)

u-center(20.01)のSBAS S137の表示が変?

 最新版のu-center(20.01)でSBASを表示させてみると、"GAGAN S137"となっています。
 
【u-center (20.01) GAGAN S137 ?】
Ucenter-2001-gagan-s137


 旧バージョンのu-centerをいくつか見てみましたが、正しく"MSAS S137"となっています。

【u-center (8.27) MSAS S137】
Ucenter-827-msas-s137

【u-center (8.29) MSAS S137】
Ucenter-829-msas-s137

【u-center (19.12) MSAS S137】
Ucenter-1912-msas-s137

 なお、上記各画像は2020/05/15 17:00 頃にキャプチャしたものです。

 

u-center(20.01)から"satellite signal history"の時間軸の向きが左右逆になったのですが、それと関係があるのでしょうか?

u-center 20.01
GNSS evaluation software for Windows
Release note
https://www.u-blox.com/sites/default/files/u-center-20.01_Releasenote_%28UBX-20002939%29.pdf
(以下、上記URLから抜粋引用)
-----------------------------
3 Improvements and changes
3.1 Version 20.01
• Improvement: Replaced data and satellite signal level view with new logic of getting data for satellites (multi-band) and improved satellite signal history view.
-----------------------------

 昨年(2019)は、結構頻繁にバージョンアップされたようですが、今のところ、20.01(2020年1月にリリース)が最新版のようです。

【インストール済のu-center】
Ucenter-version

 

 次のバージョンでは正しく表示されるようになるとうれしいです。(プログラムが原因とは限りませんが・・・)

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2020年5月 2日 (土)

今日(20200502)のSBAS

 何か新しい信号が出ていないかと思って、時々BASIO3のGPSTest(barbeauDev)を見ていますが、大体PRN128(GAGAN), PRN137(MSAS), PRN130(BDSBAS)の三つだけです。

【BASIO3+GPSTest(barbeauDev)】
Screenshot_20200502-155929
Screenshot_20200502155929

 

【GR-8015U+u-center(20.01)】
UBX-NAV-SBAS
Ubxnavsbas

 

【GR-8015U+u-center(20.01)】
UBX-NAV-SVINFO
Ubxnavsvinfo_20200502182401

 

 

  データの詳細はよくみていませんが、DGNSS(DGPS)に関しては変化は無いように見えます。

【参考外部リンク】
  IDS
  http://mgex.igs.org/IGS_MGEX_Status_SBAS.php

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2020年4月15日 (水)

今日のSBAS(MSAS S137)

一寸旧聞になりますが、以下のSBASに関するNikonからのお知らせを見かけました。


  NIKON > HOME > お知らせ一覧 
  2020.03.31
  MTSAT SBAS配信サービスのみちびき3号機への移行について
  https://www.nikon-trimble.co.jp/info/news_detail.html?infoid=217

 このお知らせを見る限りでは、3月末の時点でMSAS対応製品の動作確認がまだできていないような感じです。
 お知らせの中で引用されているリンク先の記事を見ると、「2020年頃から正式に配信を開始する予定」と書いてあります。
 また、このリンク先の記事の最後のほうを見ると「みちびき3号機SBAS(L1Sb)信号によるSBASサービスは、2020年4月からサービスを開始する予定です。」と書いてあります。

 みちびきのサイトの「衛星運用状況」(Update: 2020/04/14)を見ると、"PTV L1Sb 137"に関しては、In Operationとなっています。

  みちびき
  https://qzss.go.jp/index.html

  衛星運用状況
  https://sys.qzss.go.jp/dod/constellation.html

 また、NAQU情報を見てみましたが、L1Sbに関する最近の情報は無いようです。

  NAQU情報
  https://sys.qzss.go.jp/dod/naqu.html


 これらの情報から考えると、サービスが開始されていても良いように思われますが、実際の運用状況がどうなっているのかよくわかりません。

 実際に受信してみました。

【BASIO3+GPSTest(barbeauDev)】
Screenshot_20200415-170308
Screenshot_20200415170308

 

【BASIO3+GPS Test(Chartcross Limited)】
Screenshot_20200415-170129
Screenshot_20200415170129

 

【GR-8015U+u-center(20.01)】
UBX-NAV-SVINFO
Svinfo

3d_dgnss

 

 受信結果を見ると、S137の搬送波は確かに受信されているようですが、DGNSSはまだ正常には機能していないような感じです。
 なお、BASIO3はQZSSには対応しておらず、受信のみのようです、

 

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2020年3月26日 (木)

今朝のSBAS(MSAS S137)のSatellite Level History(GIF)

 今までは、MSAS S137のSatellite Level Historyの色は、ほとんどブルーで、たまにシアンという状態だったのですが、最近グリーンが表示されるようになりました。

 Green: Satellite used in navigation (with Ephemeris)
 Olive: Satellite used in navigation (with Ephemeris and PPP)
 Dark Green: Satellite used in navigation (with aiding data: AssistNow Autonomous, AssistNow Online/Offline)
 Cyan: Satellite signal available, available for use in navigation
 Blue: Satellite signal available, not available for use in navigation
 Red: Satellite signal not available
(https://www.u-blox.com/sites/default/files/u-center_Userguide_%28UBX-13005250%29.pdf から抜粋引用)

 信号がどのように変化しているのか調べて見ました。
 受信条件は以下の通りです。

  受信期間:2020.03.26 00:00-06:00 JST(10分間隔で6時間分キャプチャ)
  受信場所;2F北側ベランダ(天空率20%程度)
  GNSS受信機:GR-8013U (u-blox M8)
  受信ソフト:u-center 8.29
  PC:ThinkPad X250 (Windows 10)


【(01)受信結果】
01msas-s137
(SBAS S130, MSAS S137, MSAS S129, QZSS Q1,QZSS Q2,QZSS Q3)


Sbasmsas-s137gif
(左クリックで、GIF画像拡大表示)
 
 衛星が動いていないと絵柄が寂しいので、QZSも一緒に表示しました。
 MSAS S137は、大部分の期間でグリーンになっているようです。
 DGNSSの機能は別にして、少なくとも、通常測位には寄与していると考えてよいのでしょうか?

 u-centerに何か情報が表示されていないかと思って覗いてみましたが、素人の悲しさで、データの意味がよく理解できません。


【(02)UBX-NAV-SBAS】
02ubxnavsbas
 UUBX-NAV-SBASでは、SBAS ModeがTestmodeとなっていますが試験中?

【(03)UBX-NAV-SAT】
03ubxnavsat_20200326204901
 UBX-NAV-SATでは、NavとHealthyはYesですが、DGNSSはNoとなっています。

【(04)UBX-NAV-STATUS】
04ubxnavstatus
UBX-NAV-STATUSでは、DGNSS FixはYesですが、Diff Corrections AvailableはNoになっています。

 

 結局、現在の状態では、3D Fixには寄与するけれども、DGNSS補正は機能していないということでしょうか?

蛇足:
【(05)GP-102 Slalom DGPS Log】
05gp102-slalom-dgps-log

 GP-102をDGPSモードに設定し、街路灯のポールをパイロンに見立てて、スラローム的に歩きながらログを記録したものです。
 DGPSが本当に機能しているかどうかは良くわかりませんが、いつもこの程度の精度が確保できるのであれば、結構嬉しいです。
 もし、リアルタイムで測位データを出力できるならば(GP-102は不可)、某CMを真似て目隠し走行ができるかも・・・

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2020年3月25日 (水)

今日のSBAS(GAGAN S128, MSAS S137)

  テレワークに飽きて外を散歩していたら、京セラBASIO3(KYV43)に入れたGPSTestにインドのGAGAN S128と日本のMSAS S137が表示されていました。

【Screenshot_20200325-163201】
Screenshot_20200325163201

 C/Nの値しか表示されていませんが、同程度のレベルです。
 この時点では、MSAS S137(みちびき3号機)のC/Nは、S193(1号機),S194(2号機),S195(4号機)よりも高い値を示していました。
 BASIO3は、QZSSに対応していないので、S193,S194,S195の送信データは表示されていません。

下記のサイトによれば、PRN137は"In Operation"となっています。

  衛星運用状況
  Update: 2020/03/17
  https://sys.qzss.go.jp/dod/constellation.html

QZS
GE03 (SVN=003, Block type=IIG)
Services Positioning Signals PRN Operation
PPTV      L1Sb                    137  O

 また、最新のNAQUを見ても、今日現在のSL1Sbに関する情報はないように思われます
    https://sys.qzss.go.jp/dod/naqu.html


   ということは、現在の状態が正常な運用状態ということになるのでしょうか?

 u-centerやスマホのGNSSアプリの表示を見ているかぎりでは、DGPSが機能しているようには感じられないのですが、これば受信側のハードやソフトの問題?

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2020年3月15日 (日)

昔買ったGarmin eTrex LegendでDGPS受信テスト

 当方が最初に購入したGPS端末はPCQ-HGR3Sですが、その後に地図が表示可能な端末が欲しくなって、18年前にGarmin eTrex Legend(日本語版・モノクロ)を買いました。

【(01)左から、 GP-102+、m-241、m-241c、PCQ-HGR3S、GPS-CS3K、eTrex Legend】
01-gp102_m241_m241c_pcqhgr3s_gpscs3k_etr


 専業メーカーの製品のことだけはあって、多種の機能を持っており、使い勝手も悪くありませんでした。
 かなり長い間使っていましたが、感度があまり良くなくて、巡航中の機内で測位するためには常時窓に押し付けている必要があり、日付変更線通過赤道通過の際のログ記録は中々大変でした。
 その後に購入したm-241は、前の座席のシートポケットに差し込んでおけば、大体記録できたので、ログ記録用にeTrex Legendを使うことなくなりました。
 またその後スマホで地図が表示できるようになったので、出番がなくなりました。
 
 最近、DGPSに興味が出てきて色々調べていたら、Garminの端末はDGPSに対応しているような情報を見かけました。
 信号強度バーの中に「D」の表示されていれば、DGPSによる測位が行われているということのようです。
 今までは、DGPSにあまり興味がなかったので「D」の文字に注目したことはなかったのですが、あらためて見なおしてみると、昔eTrex Legendで測位したときの写真の信号強度バーの中に「D」の表示がありました。
 雰囲気的には対応してそうですが、本当に日本でもDGPSに対応しているのという気がしないでもありません。

 とりあえず、Garmin eTrex Legendのマニュアルを見てみました。

  GARMIN eTrex Legend
  https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjgjKe635voAhWbH3AKHfhVAWEQFjACegQIBRAB&url=https%3A%2F%2Fstatic.garmincdn.com%2Fpumac%2FeTrexLegend_OwnersManual.pdf&usg=AOvVaw1KuEp4TAGdRxU2420ZFf1z
(以下、上記URLから抜粋引用)


(02) P01_Garmin eTrex Legend - Satellite_The Main Page
02-p01_garmin-etrex-legend-satellite_the

(03) P47_Garmin eTrex Legend - Setup Options_System Page_WAAS
03-p47_garmin-etrex-legend-setup-options

(04) P52 Garmin eTrex Legend - Specification_Performance
04-p52-garmin-etrex-legend-specification

 

マニュアルによれば、DPDSの有効/無効の設定ができるようです。
 実際に試してみようということで、10数年ぶりにeTrex Legendを整理箱から引っ張り出してきました。
 電池を入れてみると画面に表示がでません。
 故障したのかと思って、あちこち触っていたら、コントラスト調整で薄く文字が見えてきましたが、どう調整してもはっきり見えません。
 どうも経年変化で液晶が劣化したような感じです。コントラスト(液晶バイアス?)を色々調整してみましたが、全体的にコントラストが低く、また、中心と周辺コントラストが異なります。

(05)Garmin eTrex Legend - SBAS設定
05garmin-etrex-legend-sbas

メニューの表示は、米国用のWAASになっていますが、とりあえず「有効」に設定しました。

 2F南側ベランダで30分程度測位してみました。
 測位結果は以下の通りでした。

(06)Garmin eTrex Legendによる測位結果
06garmin-etrex-legend

位置精度は36mとなっています、

(07)Garmin eTrex Legendの信号強度バー(DGPS)
Garmin-etrex-legenddgps


  信号強度バーには、「D」の文字が表示されています。
 また、NMEA ID 42, 50が表示されているので、以下の資料から判断すると、日本のSBASであるMSAS(みちびき3号機)のPRN 129, 137の信号が受信されていると考えてよいと思われます。

  NMEA Revealed
  version 2.23, Mar 2019
  https://gpsd.gitlab.io/gpsd/NMEA.html


 ということであれば、DGPSを使用して測位が行われたと考えられますが、それにしては、位置精度は36mというのは、精度があまりよくありません。
 GPS(Navstar)にしか対応していない古い端末を無理やり動作させたのが原因かもしれません。

 以下の資料の説明を見ると、規定内の精度ということになるのでしょうか?

  FAQ(よくある質問)
  SBAS配信サービスについて
  https://qzss.go.jp/overview/faq/index.html#faq7_14
(以下、上記URLから抜粋引用)
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Q. サブメータ級測位補強サービスとSBASを比較した場合、得られる位置情報はどの程度異なるのでしょうか?
A.「現在MSASが提供する信号のスペックは、国際民間航空機構(ICAO)が定める標準において非精密進入用サービスレベル(95%水平精度220m、水平警報限界556m、垂直方向は規定無し)に対応しております。」(抜粋)
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 もともと航空機用のシステムなので、これを使用して簡単に測位精度を高めようと考えるのは一寸考えが甘かったかもしれません。

 2周波RTK用のデバイスがもう少し安くなるのを待つしかないかも・・・

 

【参考外部リンク】
2007年10月12日 (金)
“MSAS”運用開始!しかし・・・
http://mountain-equipment.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_6fdb.html

 

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