2017年10月17日 (火)

Z-Device TestでGPS等の測位誤差を2次元表示(Deviation Map)

 u-blox用の表示ソフトu-center(Windows)では、Deviation MapによりGNSS(GPS等)/RNSS(QZSS等)の測位誤差を2次元的に表示できるので、誤差の広がりが直感的に判り易いです。
 同じような機能のAndroidアプリを、GPSをキーワードにして探していましたが、適当なものが見つかりませんでした。
 先日、Z-Device Testで衛星の軌道表示ができることが判ったので、色々触ってみたら、測位誤差の2次元表示が可能でした。
 
 
 メニューボタン(縦三つの点)をタップすると、誤差測定のポップアップが表示されます。
  なお、スマホの種類によっては、メニューボタンが表示されない場合があるようです。

【Z-Device Test(GPS Accuracy Test)】
Zdevice_testgps_accuracy_test_1

Zdevice_testgps_accuracy_test_2


【10分後】
Zdevice_testgps_accuracy_test_3
  サンプル数:32
 分散範囲:10.41m×8.15m
  平均誤差:5.92m

【約8時間半後】 
Zdevice_testgps_accuracy_test_4
  サンプル数:2256
 分散範囲:65.62m×50.78m
  平均誤差:45.97m

【受信環境】(Fleaz Que)
Fleaz_que



 なお、NMEAとKMLのデータは保存可能です。

【測位データ格納場所】
Zdevice_testgps_nmea_kml


 /storage/emulated/0/zausa/Z-Device Test

 KMLのデータをGoogle Mapで表示すると、スマホを置いた窓のすぐ外(1~2m)が測位位置になっていることもありますが、全体的には20~30mの誤差があるようです。

  今回の測定では、かなり精度が悪いですが、北向き窓の金網入りガラスの内側で、ベランダの天井と隣の建物のためにスマホ(Fleaz Que)からは空が見えないという劣悪な受信環境なので仕方がないかもしれません。

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2017年10月15日 (日)

Z-Device TestでGPS(NAVSTAR)の詳細情報を表示

 自分が使っているスマホやタブレットが、どのようなセンサを備えているかを確認したり、センサが正常に動作しているかどうかを確認する場合に、AndroidアプリのZ-Device Testを使うときがあります、

  Z - Device Test - Google Play の Android アプリ
  ZAUSAN Innovacion Tecnologica
  https://play.google.com/store/apps/details?id=zausan.zdevicetest&hl=ja
  アップデート:2017年3月13日
  インストール:1,000,000~5,000,000
  現在のバージョン:1.8
  Android 要件:3.0 以上
  提供元:ZAUSAN Innovacion Tecnologica

 色々なセンサをチェックできますが、今までは各センサの詳細については良く見たことがなかったのですが、GPSの項目では、結構詳細な情報が表示されます。

【Z-Device TestによるGPS(NAVSTAR)情報表示】
Zdevice_testgps_1

Zdevice_testgps_2

Zdevice_testgps_3

Zdevice_testqzs

  10インチタブレットME301Tによる表示なので、普通のスマホとは表示形態が異なっています。
 一寸見難いですが、QZSの情報も表示されています。
  天頂付近の「194」がQZS-2で、 NMEAセンテンスの$QZGSA, $QZGSVがQZSSの衛星QZSのデータです。

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2017年10月11日 (水)

QZS受信モニタ用PCをCF-W4(Windows 7)に変更しました

 現在、固定用のGNSS/RNSS受信機としてGR-8013U(u-blox M8)を使っています。
 先日、みちびき(QZSS)の衛星の受信状態を確認するためのPCをThinkPad X230からPloyer momo8wに変更しました。
 しばらくは問題がなかったのですが、最近受信状態が表示できなくなりました。
 再起動したり、COMPORTを変更したりしましたが、症状は改善しません。

 表示ソフトのu-centerの画面を見る限りでは、通信は接続状態にあるようですが、NMEAのデータは見えません。
 念のために、ターミナルソフトのTERA TERMでも試してみましたが、やはりNMEAのデータは見えません。

 状況から判断するとGR-8013Uが怪しいですが、そう簡単に壊れるとも思えない(希望的観測ですが・・)ので、更に念のために、動作不調で放置してあったCF-W4にWindows 7をクリーンインストールし、u-centerをインストールして試してみました。
 不思議なことに正常に動作します。
 GR-8013Uが故障してないことが確認できて一安心です。
 PCとの相性のようなものがあるのでしょうか?

 前置きが長くなりましたが、QZSの受信状態を記録してみました。

 受信条件は以下のとうりです。

  GNSS/RNSS受信機:GR-8013U(u-blox M8)
  (2F北側ベランダのエアコン室外機上面に設置。アンテナから見た天空率は10%以下。)
  表示ソフト: Windows版GNSS評価ソフトウェア u-center Windows
  PC:Let's Note CF-W4 (Windows 7)
  スクリーンショットソフト:画面ライター
  GIFアニメ化ソフト:Giam
  キャプチャ期間:2017/10/10 00:00~2017/10/11 00:00 JST
  キャプチャ間隔:10分

【QZS_20171010_24H】
Qzs_20171010_24h


  現時点では、QZS-1(PRN193)とQZS-2(PRN194)しか見えませんが、昨日(10/10)、QZS-4(PRN195)が打ち上げられたので、そのうちに、193, 194, 199, 195の4機が見えるようになるでしょう。

  各国の測位衛星
  2017年10月06日
  みちびき
  http://qzss.go.jp/technical/satellites/index.html#QZSS

  Constellation Information
  http://sys.qzss.go.jp/dod/constellation.html

  2017/10/10
   NAQU 2017091
  http://sys.qzss.go.jp/dod/api/get/naqu?id=2017091
(以下上記URLから引用)
-------------------------------------------
NOTICE ADVISORY TO QZSS USERS (NAQU) 2017091
SUBJ: SVN004 (PRN195) LAUNCH JDAY 282
1.      NAQU TYPE: ALL_LAUNCH
        NAQU NUMBER: 2017091
        NAQU DTG: 100008Z OCT 2017
        SVN: 004
        PRN: 195
        LAUNCH JDAY: 282
        LAUNCH TIME ZULU: 2201

2.  QZSS SATELLITE SVN004 (PRN195) WAS LAUNCHED ON JDAY 282.
    A USABINIT NAQU WILL BE SENT WHEN THE SATELLITE IS SET ACTIVE TO
    SERVICE.

3.  POC: - QZSS Services, HTTP://QZSS.GO.JP/
-------------------------------------------

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2017年10月 7日 (土)

FLEAZ F5のバッテリが膨張してきたのでFLEAZ Queに買い換えました

 かなり前のことになりますが、ADS-Bの受信実験用にCovia FLEAZ F5 CP-F50aKを買いました

  その後、SDR用のスマホはFLEAZ F5からSH-01Fに変更しましたが、FLEAZ F5はQZSSに対応していることが判ったので、現在は主にQZS受信確認用に使用しています。

 ところが、最近電源の挙動が不審です。
 満充電にしても10分程度で予告なしにシャットダウンしたり、予告が出る場合でも突然残容量が1~5%の表示になり、すぐに電源が切れます。
 この状態から充電すると、急に残容量の表示が50~60%になります。
 たまに1時間程度動作することがありますが、残容量は急激に減っているような感じです。

 症状から考えるとバッテリの劣化が疑われます。
 FLEAZ F5の裏蓋を触ってみるとすこし膨らんでいるような感じがします。

【裏蓋の膨らみ】
Fleaz_f5_swollen_battery_1

 裏蓋を外すと、バッテリが飛び出してきました。
 飛び出すという表現は一寸大袈裟ですが、バッテリが押し出されて未装着の状態になります。

【押し出されたバッテリ】
Fleaz_f5_swollen_battery_2

【お腹が膨れたバッテリ】
Fleaz_f5_swollen_battery_3

【バッテリ取り出し後の裏蓋】
Fleaz_f5_battery_removed

 ネットで調べるとリチウムイオンバッテリの膨張は仕様(?)のようですが、2年で劣化というのは一寸短いような気もします。

  交換しようと思ってスペア(代替品)を探してみましたが、入手困難な感じです。

  FLEAZ DIRECT > 純正アクセサリー
  https://store.shopping.yahoo.co.jp/freez-direct/bde3c0b5a5.html

  FLEAZ F5 CP-F50aK バッテリー
  https://www.amazon.co.jp/FLEAZ-F5-bt-FLEAZF5-CP-F50aK-%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/B00SSCIJ1Y/ref=pd_rhf_se_p_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=S4M58HR6W4MDQ62PH3PJ

 手元にある別の端末を使おうと思いましたが、QZSS対応とされているNEXUS 7 (2012)は、今までQZSが表示されたことがありません。更に、現在は完全に起動不能(電源が入らない)となっており、使用できません。
 タブレットのASUS MEMO Pad Smart ME301Tは、QZSの表示が可能ですが、大きくて重たいので、持ち歩くのには適していません。

  仕方がないので、とりあえずFLEAZ F5にモバイルバッテリを外付けして持ち歩いていましたが、やっぱり不便です。

 結局、新しい端末を買うことにしました。
 「みちびき」対応の安い端末を探してみました。

  みちびき対応製品リスト
  http://qzss.go.jp/usage/products/list.html

 FLEAZ Que(CP-L45s)が安く入手できそうです。

 FLEAZ F5とFLEAZ Queの概要を比較してみました。

                 FLEAZ F5        FLEAZ Que
OS(Android):   4.4                  6.0
RAM:          1GB               2GB
画面:          5"(960x540)   4.5"(854x480)
電池容量:       2,000mAh     2,200mAh   
サイズ:         141x72x9.2㎜    132.4x66.5x10.35mm
重量:              145g             125g
OTG:         対応      対応

    FLEAZ F5 CP-F50aK」 | Covia
    http://www.fleaz-mobile.com/f5/index.html

    FLEAZ Que | covia
    http://www.fleaz-mobile.com/que/

 FLEAZ QueもOTG対応なので、DVB-Tチューナと組み合わせてSDRにも使えそうです。
 最近、欲しいアプリがAndroid) 4.4 では非対応ということが時々あるので、6.0というのにも惹かれます。

 
 一回り画面が小さいですが、FLEAZ F5の後継としてこれを買うことにしました。

【FLEAZ Que】
Fleaz_que_2


Fleaz_que_1

 とりあえずQZSの受信テストをしてみました。
 GNSS/RNSS表示アプリは、衛星フィルタ機能があるGPS TESTを使いました。

【SkyPlot(衛星フィルタ ALL-ON】
Fleaz_que_sky_plot_all

【LevelPlot(衛星フィルタ ALL-ON】
Fleaz_que_level_plot_all


【SkylPlot(衛星フィルタ QZSS-ON】
Fleaz_que_sky_plot_qzss

【LevelPlot(衛星フィルタ QZSS-ON】
Fleaz_que_level_plot_qzss_2

 信号の状態は変化していますが、QZS-1(PRN193)とQZS-2(PRN194)の両方が表示されてます。

 念のために、以下の「GPS Info & NMEA Logging」で"Satellites Used"になっているかどうか確認しました。

  GPS Info & NMEA Logging - Google Play の Android アプリ
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lrbgames.gps_info_logging&hl=ja
  アップデート:2017年8月17日
  インストール:1,000~5,000
  現在のバージョン:1.0.4
  Android 要件:2.3 以上

【GPS Info & NMEA Logging】
Fleaz_que_satellites_used

 QZS-1(PRN193)とQZS-2(PRN194)の両方とも"Satellites Used"のリストに含まれているので、測位可能状態になっているようです。

 QZSSの衛星が測位可能な状態にある場合には、測位精度が改善されているような気がしますが、バラツキの範囲かもしれません。

「みちびき」によるGPS補完については、以下のサイトに簡単な説明がありますが、精度についての記載はありません。

  ~みちびきFAQ~
  http://www.jaxa.jp/countdown/f18/special/faq_j.html
(以下、上記URLから抜粋引用)
----------------------------------
「GPS補完」とは・・・・・・
「みちびき」はGPS信号とほぼ同一の測位信号を送信します。「みちびき」とGPSとの組み合わせによって、利用可能エリアの拡大や利用可能時間を増加させます。
----------------------------------

 単純に考えると、衛星の数が増えれば精度が高くなると思われますが、現在のスマホ(QZSS対応)のレベルでは、衛星の数が31機(GPS)から33機(GPS+QZS)に増えたのと同じ(多分)なので、普通の環境では効果は殆ど目に見えないかもしれません。

  GPS Constellation Status - Coast Guard Navigation Center
  NOTICE ADVISORY TO NAVSTAR USERS (NANU)
  https://www.navcen.uscg.gov/?Do=constellationStatus

  FLEAZ mobileブログ
  Que みちびき(QZSS)の受信確認方法
  http://blog.fleaz-mobile.com/entry/2017/09/23/091031
(以下、上記URLから抜粋引用)
----------------------------------
「スマートフォンなので、サブメータ級/センチメータ級の測位補強サービスには対応しておらず、将来の対応予定もないのでご了承ください。」
(中略)
「仰角が高いのでビルなどの影響を受けにくく、測位精度は改善しますが、測位補強サービスには対応しておらず、抜本的な精度向上はできません。」
----------------------------------

 測位精度は受信環境によって大きく変化するので、一概にはいえませんが、時速107kmで走行中の電車内での測位精度が4mというのは良いほうかもしれません。

【107km/hで走行中】
Fleaz_que_107kmh


 また、条件が良いと測位精度が1mになることもあります。

【測位精度1m】
Fleaz_que_accuracy_1m

 趣味で使う分には精度が1mもあれば十分なような気がしますが、播種作業(種まき)には数cmオーダーの精度が必要なようです。

    クボタGPSガイダンスモニター 
    https://www.jnouki.kubota.co.jp/product/kanren/gpas/

  農業情報設計社
  PRODUCTS(製品情報)>> FAQ(よくある質問)
  http://agri-info-design.com/faq.html

  AgriBus-NAVI - Google Play の Android アプリ
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.agri_info_design.AgriBusNavi&hl=ja

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2017年10月 5日 (木)

Fleaz F5に入れた「GPS TEST」の衛星フィルタでQZSのみを表示

  現在、スマホ(Covia FLEAZ F5 CP-F50aK)でみちびき(QZSS)の衛星(QZS)の受信状態を確認する際には、「AndroiTS GPS Test」を使うことが多いです。
 昔は米国のGPSしかありませんでしたが、現在は多数のGNSS/RNSSの衛星が飛んでいるので、全部表示すると、QZSが見難くなります。

 Windows用のGNSS/RNSS表示用ソフトのu-centerでは、衛星フィルタが使えるので、QZSのみを表示することができます。

 NMEAセンテンス表示用であれば、衛星フィルタを備えたAndroidアプリ「GPS Nmea(DotLines Developement)」がありますが、一寸表示がさびしいです。

【GPS Nmea】
Gps_nmeaqzss

  QZSのみのスカイプロットを表示することができるAndroidアプリは無いのかと思って探してみたら、昔使っていた「GPS Test」がいつの間にか、衛星選択表示が可能になっていました。

  GPS Test - Google Play の Android アプリ
  https://play.google.com/store/apps/details?id=com.chartcross.gpstest&hl=ja
  アップデート:2017年5月25日
  インストール:10,000,000~50,000,000
  現在のバージョン:1.5.5
  Android 要件:4.0 以上

 衛星フィルタを適用してQZSのみを表示してみました。

【GPS TEST Satellite Filter (QZSS)】
Gps_test_satellite_filter_qzss

【GPS TEST Skyplot  (QZSS)】
Gps_test_skyplot_qzss
( 103km/hで走行中の電車内でFleaz F5で受信 )

 すっきりとして見やすいですが、一寸寂しいような気もします。
 そのうち、少しずつ増えてくるでしょう。

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2017年9月28日 (木)

QZS受信モニタ用PCをPloyer momo8wに変更しました

  現在、みちびき(QZSS)の衛星の受信状態をThinkPad X230(Windows 7)に入れたu-centerで表示して、10分間隔でキャプチャしています。
 X230はメインで使用しているPCなので、普通に使うときには、キャプチャ間に急いで操作したり、一旦キャプチャ動作を止めて操作する必要があり、かなり不都合です。

  別のPCを用意することにしましたが、手元にはまともに動作する他のPCがありません。
 探してみたら、以前実験用に買った中華PadのPloyer momo8wが出てきました。
 一応Windows 10が走るのでとりあえずこれを使ってみることにしました。

【momo8w】
Momo8w


 8インチのタブレットなので、あまり操作性はよくありませんが、一定間隔でキャプチャするだけなので、とりあえず使えそうです。
 なお、momo8wは専用USBハブを使用すれば、外部装置を使用しながらタブレットの充電が可能です。

 以下、受信画面のキャプチャサンプルです。

【QZS_20170927_120000-20170928_120000JST】
Qzs_20170927_12000020170928_120000j


  前半は何か”QZS-2は悲しからずや・・・1機漂う”といった感じです。

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2017年9月24日 (日)

DVB-Tチューナで1575.42MHzの微弱信号(局発レベル)を生成

 amazonのGNSS/RNSS関連の商品を見ていたら、かなり安い(激安?)のGPS用アンテナがありました。

 商品の説明を見ると以下のようになっています。

・カラー : ブラック;全長 : 3 メートル
・SMAポート(オス)
・高感度アンテナ、LNAゲイン:25db、長さ:9フィート(3メートル)、中心周波数:1575.42MHz-3MHz/1575.42MHz+3MHz
・電圧:3~5V
・ウェイト : 60g

 LNA内蔵、SMAコネクタ付同軸ケーブル(3m)付属で¥599というのは安いです。

 当然No Brandですが、最悪の場合(ANT/LNA不良)の場合でも、SMAコネクタ付きケーブルは利用できそうです。
 具体的な使用予定はありませんでしたが、何かの実験で役に立つかもしれないと言うことで買うことにしました。
 (こうして段々ゴミが増えていく・・・)

【GPS外部アンテナ】
Gps_antenna


 買ったのはいいのですが、手元にはこのアンテナを接続できるようなGPSモジュールはありません。

 1575.42MH用のLNA内蔵アンテナ(電圧:3~5V)なので、SDRplay RSP2(1kHz~2GHz)の給電アンテナ端子(Port B:4.7V Bias-T)に接続すれば、原理的には入力信号のスペクトルが見える筈です。

 しかしながら、GPSの信号は非常に弱く、しかもスペクトルが拡散されているので、下記の資料の「図2.3」に記載されているように、ノイズレベル以下となっており、生の信号の状態では受信を確認することができません。

  GPSの基礎 - 東京工業大学松永研究室
  http://lss.mes.titech.ac.jp/~matunaga/TEXT-ElemnetofGPS.pdf

 このままでは、買ったアンテナが不良品か否かも確認できないので、なにか落ち着きません。
 一番簡単なのは、1575.42MHのテスト信号発生器を使うことですが、そのような洒落たものが手元にある筈がありません。

 なにか手はないかと考えてみたら、以前、アイコム BEACON No.168 「スマホにSDR TOUCH+ドングル」(https://www.icom.co.jp/beacon/talk/001895.html)のあとがきに書かれていたOH2FTG局の1270MHz送信実験の情報を参考にして、DVB-Tチューナドングルを利用して1090MHzの微弱信号を発生させたことがあったので、これと同じような手順で実験してみることにしました。

 原理は非常に簡単で、スーパーヘテロダイン受信機において、局発(局部発振器:local oscillator)の発振周波数が、発生させたい周波数と一致するように受信周波数を設定するだけです。
 昔の5球スーパーの時代であれば、生成希望周波数から中間周波数だけ上又は下に離れた周波数を受信すればOKですが、現在の受信機は複雑なので、色々なパラメータが絡んできます。
 たとえば、以下の条件を確認する必要があります。
・受信方式(ホモダイン、ヘテロダイン、スーバーヘテロダイン等)
・周波数変換段数(Zero-IF、シングルスーパー、ダブルスーパー等)
・ヘテロダイン方向(局発周波数:上側/下側)
・ヘテロダイン方向(中間周波数:上側/下側)
・中間周波数の値(昔は、455kHz,10.7MHz,27MHz,58MHzくらいしかありませんでしたが、いまは多種多様)
・局発がPLL構成の場合は、VCOの可変周波数範囲は?、VCOとミキサと間の分周器の有無?、分周比(1/N)は可変か?、Nの可変範囲は?、受信周波数と分周比の関係は?、どの部分の信号を目的周波数にするか?、等不確定要素が増えます。

 色々やって見たところ、当方の場合は、以下の関係で目的の周波数を生成することができましたが、一般性は無いかもしれません。

  fRF=fVCO/N-fIF

   fRF:受信周波数
   fVCO:VCO周波数(生成希望周波数)
   N:分周比
   fIF:中間周波数

 
 
  とりあえず実験してみました。

 実験環境は以下の通りです。

 漏洩局発信号送信用受信機
  アンテナ:なし
    チューナ:DVB-T+DAB+FM(R820T+RTL2832U) 
   Androidタブレット:Hyundai T7 
    SDRアプリ:SDR Touch(v2.67)

 漏洩局発信号受信用受信機
  アンテナ:今回購入した安いGPSアンテナ
   チューナ:SDRplay RSP2
  受信ソフト:SDRuno

 GNSS/RNSS用受信機(干渉チェック用)
   チューナ:GR-8013U(u-blox M8M)
   表示ソフト:u-center

 PC
    ThinkPad X230(Windows 7)

 生成希望周波数は、アンテナに印刷されていた"1575.42MHz"です。
  計算では受信周波数は、390.285MHzになります。
 単一周波数の連続搬送波であると、スプリアスとの区別がつけにくいので、三つの周波数をモールスのVのコードにしたがって順番に切り替えて、VVV・・・の音が受信できるようにしました。

  最初は、390.285MHzで試してみましたが受信できないので、周波数範囲を広げたら392MHz付近で1575.42MHzの局発漏洩信号が受信できました。

【1575.42MHz微弱信号の生成と受信】

  かなり弱いですが、DVB-Tチューナからの漏洩局発信号と思われる信号が受信できました。
 VVV・・の断続信号なので、スプリアスではないと思います。

 SDRplay RSP2の受信周波数精度はどの程度のものかはよく判りませんが、ADS-B信号を受信したときには、1090MHz付近に信号が見えていたので、極端にずれていることはないと思います。

 これで、購入したGPSアンテナは不良品ではないように思えますが、LNAが動作しているという保証はありません。
 念のために、給電能力がないPort Aのアンテナ端子の接続すると大幅に信号レベルが低下したので、LNAも動作しているようです。
 
 不良品で無いことを確認するために結構手間がかかりましたが、半分は勉強のようなものです。

 なお、漏洩局発信号は弱いですが、GNSS/RNSSの信号は非常に弱いので影響を心配していましたが、室外に設置したGR-8013Uの受信状態をモニタした範囲では、特に異状は見受けられませんでした。

【参考外部リンク】
 rtl-sdr.com
 Tagged: transmitting
 https://www.rtl-sdr.com/tag/transmitting/

 OH2FTG Labs‎ >
 RTL-SDR Transmitter experiments
 https://sites.google.com/site/oh2ftg/home/rtl-sdr-transmitter-experiments

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2017年9月18日 (月)

QZSのC/Nの経時変化(GIFアニメ)3秒間隔

 3秒間間隔でキャプチャしてみました。
  「画面ライター」の最短キャプチャ間隔が3秒なので・・・

 2017/09/18 20:46:15 - 2017/09/18 20:47:42 JST
(左クリックで拡大。戻りボタン[←]で戻る。)
Qzs_3_sec_interval
                                           (横軸は1目盛り1秒)

 結構頻繁に信号が変化しています。
 表示の意味が未だよくわかりません。

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2017年9月17日 (日)

QZSのC/Nの経時変化(GIFアニメ)その3

 u-centerの"Satellite Position"と"Satellite Level History"のウィンドウを縦に並べてみました。

 2017/09/16 06:00 - 2017/09/17 06:00 JST (10分間隔)
Qzs17091606001709170600
(横軸の1目盛りは1秒)


  少しは見やすくなったかもしれません。

衛星の色の説明
Color-coding scheme for the docking windows and sky view
Colorcoding_scheme_for_the_docking_
(以下の資料から抜粋引用)
u-center User Guide
https://www.u-blox.com/sites/default/files/u-center_UserGuide_%28UBX-13005250%29.pdf

  飛んでる衛星は3機なのに、4個以上の日の丸が表示されることがあるのが不思議ですが理由はよく判りません。
  一つの衛星に複数のPRNが割り当てられていることと何か関係があるのでしょうか?

Qzss_20170907_133000

Qzss_20170914_065000



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2017年9月15日 (金)

遅蒔きながらQZS-2の受信報告です

 仕事の帰りにスマホを見ていたら、QZSSのNMEAのGSAセンテンスの衛星番号が"02"となっていました。
 みちびき2号機(QZS-2, PRN194)と思われます。

【Screenshot_2017-09-15-17-19-09】
Screenshot_20170915171909

 PRN"194"が"Satellites Used"のリストの中に入っていました。

【Screenshot_2017-09-15-17-31-00】
Screenshot_20170915173100


 今まで同期がロックしていませんでしたが、 これでやっとGPSの補完衛星として機能することになるのでしょうか?

【2017/09/16 追記】
 2017/09/15付けでNAQU情報(http://sys.qzss.go.jp/dod/naqu.html)が出ていました。

---------------------------------------
NOTICE ADVISORY TO QZSS USERS (NAQU) 2017074
SUBJ: SVN002 (PRN194) USABLE JDAY 258/0905
1.      NAQU TYPE: PNT_USABINIT
        NAQU NUMBER: 2017074
        NAQU DTG: 150925Z SEP 2017
        REFERENCE NAQU: N/A
        REF NAQU DTG: N/A
        SVN: 002
        PRN: 194
        START JDAY: 258
        START TIME ZULU: 0905
        START CALENDAR DATE: 15 SEP 2017
        STOP JDAY: N/A
        STOP TIME ZULU: N/A
        STOP CALENDAR DATE: N/A

2.  CONDITION: QZSS SATELLITE SVN002 (PRN194) WAS USABLE AS OF JDAY 258
    (15 SEP 2017) BEGINNING 0905 ZULU.

3.  POC: - QZSS Services, HTTP://QZSS.GO.JP/
---------------------------------------
NOTICE ADVISORY TO QZSS USERS (NAQU) 2017075
SUBJ: SVN002 (PRN194) USABLE JDAY 258/0930
1.      NAQU TYPE: L6_USABINIT
        NAQU NUMBER: 2017075
        NAQU DTG: 150935Z SEP 2017
        REFERENCE NAQU: N/A
        REF NAQU DTG: N/A
        SVN: 002
        PRN: 194
        START JDAY: 258
        START TIME ZULU: 0930
        START CALENDAR DATE: 15 SEP 2017
        STOP JDAY: N/A
        STOP TIME ZULU: N/A
        STOP CALENDAR DATE: N/A

2.  CONDITION: QZSS SATELLITE SVN002 (PRN194) WAS USABLE AS OF JDAY 258
    (15 SEP 2017) BEGINNING 0930 ZULU.

3.  POC: - QZSS Services, HTTP://QZSS.GO.JP/
---------------------------------------
NOTICE ADVISORY TO QZSS USERS (NAQU) 2017076 NAQU TYPE: ALL_GENERAL
*** GENERAL MESSAGE TO ALL QZSS USERS ***
NAQU NUMBER 2017074 and 2017075 USABINIT are based on the health GOOD of SVN002. Then the trial services of

Satellite Positioning Services (PNT) and Centimeter Level Augmentation Service (CLAS) was started by Quasi-

Zenith Satellite System Services Inc.(QSS).
*** GENERAL MESSAGE TO ALL QZSS USERS ***

POC:- QZSS Services, HTTP://QZSS.GO.JP/
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