2014年9月 7日 (日)

エレコム 冷え冷えクーラー SX-CL14SV

  この夏の暑さでDVDレコーダ(RD-Z300)の排気口付近の熱が40℃を超えるようになりました。

【42℃】
42


  通常の電子機器では筐体内の空気を引いて冷却することが原則のようですが、DVDドライブ付近から埃が吸い込まれるのがいやなので、レコーダの冷却ファンの向きを反対にして、背面から吸い込んだ空気を側面の通気孔から排出するようにしたのが原因となっているかもしれません。

【DVDドライブ付近の埃】
Dvd

【空気の流れ】
Beforeafter
 青色:改造前、赤:改造後、ピンク:最大発熱源

 基板を見ると、本来の吸気用の通気孔の近くに大きなヒートシンク(ピンクの丸)が取り付けてあるので、多分低温の外気で最初に高温の発熱部品を冷やすような設計になっているのかもしれません。基板の上には通気孔からの空気をヒートシンクに集中させるための整風板(ゲート板?)のようなものが取り付けられています。
 現在は、筐体内である程度暖められた空気で高温のヒートシンクを冷やしてすぐに排気されるという空気の流れになっているので、排気口付近の温度が本来の設計よりも高くなっているのかもしれません。
  「製作者の保証も、資格のない人間の手だしで無効になる」という警句(?)を思い出しました。

 高温で故障の可能性が高くなるのもいやなので、今までPC用に使っていたPCクーラーをHDDレコーダ冷却用に流用しましたが、まだケースが結構熱いです。
 またPC用にもやっぱり必要ということで、昨日のブログに書いたように秋葉原まで買いに行きました。
 今まで使っていたものと似たようなものを探したのですが、見当たらなかったので、安さ優先でエレコムのSX-CL14SVを買ってきました。

【エレコム 冷え冷えクーラー SX-CL14SV】
Pc_cooler_2


Pc_cooler_in_use

 ベースの材質がアルミなので気温がそれ程高くない場合には、結構放熱効果があるようです。
 ファンがついていますが今の状態であれば、PCにファンを使わなくても大丈夫であろうということで、このファンをDVDレコーダの外付け用吸気ファンとして使用することにしました。
 ファンの風力はかなり弱いですが、DVDレコーダの上に置いたPCクーラーと排気口の近くに置いた吸気ファンのおかげでかなり温度は低くなりました。

 「冷え冷えクーラー」は一寸オーバーですが・・・

【35℃】
35

( 左端の黒いものが、SX-CL14SVに付属していた冷却ファン)

      

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2013年10月12日 (土)

RD-Z300のDVDドライブを換装しました

  現在、DVDレコーダとしてRD-Z300を使用していますが、最近調子が悪いです。
  初期化、書き込み、読み出しの動作が不安定です。
 以前、RD-XD91を使用していたときも同様な症状が出たのですが、光学ヘッド部分をエアダスターで掃除したら、一時的に回復しました。
 RD-Z300でも同様な対応が取れるかもしれないと思って、最初にセットのカバーを外して見ると、DVDドライブの周りに埃が一杯たまっています。
  この埃を除去しても症状が改善するとは思えませんが、とりあえず、掃除機でほこりを吸い取りました。
【DVDドライブ周り(before)】
01_dvdbefore

【DVDドライブ周り(after)】
02_dvdafter

 問題となるのは光学ヘッドの部分であると思われるで、DVDドライブを分解しようとしましたが、分解の方法がよく判らず、途中までしか分解できませんでした。
 隙間から回転軸付近が見えるようになったので、とりあえずエアダスターで圧縮空気を送り込みましたが、あまり効果は期待できません。
【回転軸付近】
02b_dvd_drive_cleaning_2

 DVDレコーダを元に戻して動作させてみましたが、微妙に改善されたような気がする程度です。
 乾式のレンズクリーナ(推奨されていないようですが・・・)も使って見ましたが効果はほとんどありませんでした。

 なお、使用されていたDVDドライブはパイオニアのDVR-L14STOA(2010年12月製造)でした。
【DVR-L14STOA December 2010】
03_dvrl14stoa_december_2010

 先日、RD-Z300の代替用にRD-XD91を修理したので、これを使おうとしたのですが、スカパーの番組表がうまく読み込めません。どうもネットワーク関係が不調のようです。
 仕方がないので、RD-Z300のDVDドライブを交換することにしましたが換装例が見当たりません。
 DVR-L14STOAで検索すると、東芝テクノネットワークで購入できそうなことが書いてあります。
 サービスステーションに電話で聞いて見ると、在庫があることのことです。価格は7875円とのこと。
 取り置きにしてもらいました。なお、購入の際には故障したDVDドライブを持参する必要があるようです。
 平日の09:00-17:30しか営業していないので、一寸不便ですが、仕方がありません。
 普通の部品交換であれば、先に部品を調達してから交換作業を始める訳ですが、今回の場合は部品購入時にDVDレコーダを分解して故障部品をサービスステーション持ち込む必要があるので、一寸面倒です。

 以下、DVDドライブ取り外しの様子です。
【カバー取り外し】
04_rdz300_disassemble_2_cover

05_rdz300_disassemble_3_topview

【DVDドライブ】
06_rdz300_disassemble_4_dvd_drive

【DVDドライブの取り付けネジを外す】
07_rdz300_disassemble_5_screw

【フロントパネルを外す】
08_rdz300_disassemble_6_front_panel

【DVDドライブを引き出す】
09_rdz300_disassemble_7_drive_remov

10_rdz300_disassemble_8_drive_remov

【コネクタを外す】
11_rdz300_disassemble_9_drive_conne

【取り外したDVDドライブ】
12_rdz300_disassemble_10_old_dvrl14

13_rdz300_disassemble_11_old_dvrl14

 これでやっと新しいDVDドライブが入手できます。
 サービスステーションで名前を告げると、取り置き用の部品棚からDVDドライブが入っていると思われる箱を取り出してきました。
 その箱を渡されるのかと思っていたら、箱からビニール袋に入ったDVDドライブを取り出して渡してくれました。
 故障したDVDドライブはしっかり回収されました。
 故障原因解析のために使用されるのか、あるいは、故障部品がどこかで修理されて市場に流れて無用のトラブルが発生するのを危惧しているのかは判りません。
  「製作者の保証も、資格のない人間の手だしで無効になる」("宇宙のオデッセイ2001" p.148 早川書房 昭和47年)という諺(警句?)もあるようですし・・・

 新しいDVDドライブも同じDVR-L14STOAですが、2012年7月製造です。
【DVR-L14STOA_3 July 2012】
New_dvd

Dvrl14stoa_3_july_2012

 RD-Z300は分解したままにしておいたので、逆の順序でDVDドライブで取り付け、コネクタを接続して作業終了です。
 DVDドライブの作業自体は簡単です。一番手間が掛かったのはフロントパネルの取り外しだったかもしれません。係止爪が沢山あるので、一つ爪を外すと他の爪が戻ってしまいそうになるので、フロントパネルにテンションを掛けながら作業しました。
 通電して動作を確認したところ正常に動作しました。

 これで一応一件落着ということになりますが、RD-Z300を購入したのは2011年8月ころのようなので、2年位しか経過していません。
 RD-XD91の時は1年半程度で同様の故障が発生しました。
 故障するのが一寸早すぎる(保証期間の1年は過ぎているので遅すぎる?)ような気がするので、なにか対策を考える必要があるかもしれません。

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