2017年10月29日 (日)

FLEAZ Que(GNSS), SH-01F(SDR)機内テスト等

 福岡に行く用事があったので、FLEAZ QueとSH-01Fを携帯して、途中の暇つぶしに色々と試してみました。

  FLEAZ Queは、GNSS(GPS等)/RNSS(QZSS等)の受信用です。
 SH-01Fは、主にSDR(SDR Touch, RadarStick)用に使いました。


【羽田空港の65番ゲートに駐機中のANA249の機内で測位】
  昔のGPSロガーが機内での測位が難しくて、窓に押し付けた状態でもやっと測位できるということが多かったです。
 しかし、最近のモデルは、窓際であれば、テーブルの上に置いたままの状態でも結構信号を拾ってくれます。
 
 今まで、窓際以外に座ったことが殆どなかったのですが、今回の利用便(ANA249,HND-FUK,B777-200)の席が窓から2列目でした。
 最近購入したFLEAZ Queは、手持ちのGNSS/RNSS受信端末としては、衛星の捕捉特性が良いような感じなので、受信テストをしてみました。

(1-1)65番ゲート(空港マップから引用)
11hnd_gate_65_airport_map


(1-2)駐機中のANA249の機内で測位したDeviation Map
12ana249_fleaz_que_zdevive_test_dev
 FLEAZ QueにインストールしたZ-Device TestのGPS Accuracy TestのDeviation Mapを表示。
3分間の測位で平均誤差は33m。
 窓から2列目にしては悪く無いかも?

(1-3)各種測位データ
13ana249_fleaz_que_zdevive_test_gps

(1-4)GPS Accuracy Testで生成されたKMLデータをGoogle Earthで表示。(後処理)
14hnd_gate_65_google_earth
  写真では駐機していないゲートが65番ゲートです。

(1-5)Z-devive testによるスカイプロット
15ana249_fleaz_que_zdevive_test_sky

【タキシングから離陸まで(D滑走路)】
(1-6)離陸待ち(RWY05)
16ana249_fleaz_que_wait_for_takeoff

(1-7)離陸
17ana249_fleaz_que_takeoffrwy05

(1-8)HND_RWY05
18hnd_rwy05



【巡航中のANA249の機内で測位】
 AndroiTS GPS TestとGPS TESTで測位。
(2-1)11251m_722km/h
21ana249_fleaz_que_androits_gps_tes

(2-2)11466m_717km/h
22ana249_fleaz_que_androits_gps_tes

(2-3)AndroiTS GPS Testレベルプロット
23ana249_fleaz_que_androits_gps_tes

(2-4)AndroiTS GPS Testスカイプロット
24ana249_fleaz_que_androits_gps_tes

(3-1)GPS Testレベルプロット
31ana249_fleaz_que_gps_test_levelpl

(3-2)GPS Testスカイプロット
32ana249_fleaz_que_gps_test_skyplot


【SH-01FにインストールしたGPS EssentialsによるANA249の飛行位置/高度表示】
(4-1)ALT_11516m
41ana249_gps_essentialssh01f_alt_11

(4-2)ALT_4445m
42ana249_gps_essentialssh01f_alt_44

(4-3)ALT_1006m
43ana249_gps_essentialssh01f_alt_10

(4-4)ALT_408m
44ana249_gps_essentialssh01f_alt_40

(4-5)ALT_103m
45ana249_gps_essentialssh01f_alt_10

 着陸後の表示高度が高すぎる?

【ヒルトン福岡シーホーク】
http://www.hiltonfukuokaseahawk.jp/

(5-1)SH-01FにインストールしたRadarStickでADS-Bを受信。
51hilton_fukuoka_seahawk_10fadsb_sh
 見晴らしはいい割にはあまり受信できませんでした。
 窓が西向き(空港とは反対側)だったから?

(5-2)FLEAZ Queにインストールした Z-Device TestのGPS Accuracy Testで生成されたKMLデータをGoogle Earthで表示。(後処理)
52hilton_fukuoka_seahawk_10ffleazqu
空が西側しか開けていないので、測位中心が偏っています。


【福岡空港】
Fukuoka_Airport
https://en.wikipedia.org/wiki/Fukuoka_Airport

(6-1)SH-01FにインストールしたRadarStickでADS-Bを受信(6番ゲート付近)
61fukuoka_airportadsb_sh01fradarsti

(6-2)RadarStickのスクリーンショット
62fukuoka_airportadsb_sh01fradarsti

62rsdarmap_2


  高度の表示が "on ground"となっている機体が2機あります。
 着陸済みだということだと思いますが、距離が8025km、座標が33°35′N  40°26′Eとなっています。
 どこかと思ったらイラクでした。 不思議・・・

(6-3)33°35′N  40°26′E
633335n_4026e



(6-4)SH-01FにインストールしたSDR TouchでFUK_TWRを受信
64fukuoka_airporttwr_sh01fsdr_touch
 ノイズとスプリアスが多いですが、強電界なので自作ネックストラップアンテナでも受信可能でした。

【巡航中のANA258の機内で測位】
 帰りの便は窓際でした。
(7)ANA258(FUK-HND)GPS Essentials
7ana258fukhndgps_essentials


【巡航中のANA258の機内でADS-B受信】
(8-1)ANA258 FUK-HND(ADS-B SH-01F+RadarStick)表
81ana258_fukhndadsb_sh01fradarstick

(8-2)ANA258 FUK-HND(ADS-B SH-01F+RadarStick)裏
82ana258_fukhndadsb_sh01fradarstick
  何機か表示されましたが、搭乗機は表示されませんでした。

【羽田空港に接近中】
(9)ANA258 GPS Essentials(SH-01F) ALT_1324m
9ana258_gps_essentialssh01f_alt_253



 暇つぶしにしては一寸手間がかかってしまいましたが、窓から2列目でも結構衛星が受信できたのは収穫でした。

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2017年5月28日 (日)

[hnl2]Avare ADSB Proで見たJL786のHNLへの着陸の様子

  今回利用したJL786(NRT→HNL,B767-300ER,Y)の座席は、2-3-2配列の左から3列目ということで、残念ながら自前のGNSS(GPS等)では飛行位置を確認できませんでした。
 自機が送信しているADS-B信号が受信できれば、座標が確認できる筈です。
 以前何回か試して、中央の座席でも受信できることは確認していますが、全部の機材がADSB-信号を送信している訳ではないようです。
 
 搭乗機がダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)に着陸するときの表示画面をキャプチャしてみました。
 なお、機内アナウンスは、パイロット、CA共に「ホノルル国際空港」でした。

 受信装置
  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)改
   スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F
   ADS-Bアプリ:RadarStick+RadarMaps、Avare ADSB Pro

Adsb_receiver_1

Adsb_receiver_2

  RadarStick+RadarMapsとAvare ADSB Proの両方で試してみましたが、RadarStick+RadarMapsの方は地図がうまく表示できませんでした。

 結果は以下の通りです。

Jal78635000ftmonitor

Jal78635000ft

Jal78632775ft

Jal78620650ft

Jal78610000ft

Jal7864950ft

Jal786950ft

Jal786475ft

Jal786100ft

Jal786175ft


  35000ftから徐々に高度が下がりますが、直陸の前後の高度表示がマイナスになっています。
 -100ftは直陸直前で、-175ftは着陸直後(on ground)です。
 GPSによる鉛直方向の測位精度は水平方向より低下しますが、175フィート(約53メートル)というのは大きすぎるような気がします。

 空港の標高データはどのようになっているのか、"hnl elevation feet"でGoogle検索してみました。
 結果は、「ダニエル・K・イノウエ国際空港/標高 13.1 ft」となりました。
 Wikipediaでも「標高4 m (13 ft)  」となっています。

 念のため別のサイトでも確認してみました。

  HNL - Daniel K Inouye International Airport | SkyVector
  https://skyvector.com/airport/HNL/Daniel-K-Inouye-International-Airport
以下上記URLから抜粋引用
----------------------------
        Runway 08L  Runway 26R
Elevation:   11.6      8.4

        Runway 08R  Runway 26L
Elevation:   10.0      10.0
----------------------------

   DANIEL K INOUYE INTL Airport (PHNL)
  https://www.globalair.com/airport/apt.weather.aspx?aptcode=HNL
    AIRPORT DIAGRAM
    https://resources.globalair.com/dtpp/globalair_00754ad.pdf

以下上記URLから転載(赤丸は後から追記)
Hnl_elevation_2


 正確な数値はよく判りませんが、10フィート程度と考えてよいようです。
 着陸後にAvare ADSB Proで表示された-175フィートとはかなり異なります。

  ADS-Bの高度データは何を意味しているのでしょうか?
 下記のFAAの資料によれば、2種類のデータが送信されているようです。

  Frequently Asked Questions (FAQs)
  https://www.faa.gov/nextgen/programs/adsb/faq/

以下上記URLから抜粋引用
----------------------------
ADS-B
 ADS-B provides altitude, aircraft number, and vertical air speed. Will it also furnish horizontal air speed?

 In fact, ADS-B reports two kinds of altitudes: barometric and geometric. Barometric or pressure altitude is the one pilots know best ? this is the altitude that is displayed on the altimeter in the aircraft. Geometric altitude is calculated by GPS (Global Positioning Satellites) as the height of the aircraft above the earth ellipsoid. These two altitudes are not the same, but having both allows for applications that require one or the other as an altitude source and provides a means of verifying correct pressure altitude reporting from aircraft.
----------------------------

 下記の資料によれば、GPS等では地球の楕円体高を測定し、ジオイドマップを使用してジオイド高を求め、ジオイド高を基準にして標高を求めているようですが、これと関係あるのでしょうか?

  電子航法研究所報告 No.114 2005.3
  気圧高度計による高度測定誤差とその補正
  https://www.enri.go.jp/report/kenichi/pdf/114_1.pdf

 もしかしたら、他のADS-Bアプリ(RadarStick)なら別の表示になった可能性はあるのでしょうか?

【RadarStick】
[機内(JL786)で受信]
Screenshot_20170518020657


[空港(HNL)で受信]
Screenshot_20170521045509
 "on ground"が表示されています。

 高度の表示方法が切り替えられているようですが、結局よく判りませんでした。

 飛行情報は機内モニタの画面を見れば判ることなのに、何が面白いのと言われそうですが、趣味の世界なので・・・

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2017年5月26日 (金)

[hnl1]JL786(B767-300ER, エコノミー)の電子機器利用環境

  ストレス解消のために、たまにハワイ(ホノルル)に遊びに行っています。
 所要時間は7~9時間なので、機内では暇です。
 機内ビデオで映画の鑑賞が可能ですが、好みの映画があるとはかぎりません。
 機内でGPSやADS-B受信機が使えると暇つぶしになるのですが、外国の航空会社の場合は、受信機の使用が常時禁止されていることが結構あります。

 今回は、幸いなことに利用便が日本航空のJL786/JL785(B767-300ER,Y)だったので、GPS(m-241)とDVB-T(R820T)チューナを機内に持ち込むことにしました。
 ADS-B用の端末としては、SH-01Fを使用しました。

    https://www.jal.co.jp/inter/baggage/electronics/

 JALのカウンタで座席を確認してみると、今回はB767-300ERの2-3-2配列の左から3列目ということで、残念ながら窓際のシートは確保できませんでした。
 GNSS(GPS等)の利用は難しそうです。
 
  B767-300ER 機内座席配置
  https://www.jal.co.jp/aircraft/conf/763.html

 今までのツアーでは、特に指定はしなくても殆ど窓際だったので、あまり座席の位置については、考えなかったのですが、出発72時間前から指定が可能ということなので、次回からは確認した方がいいかもしれません。(窓際は指定済の可能性が高いですが・・・)

 以下、出発待ち、機内の様子等の写真です。

【NRT Gate 65付近】
Nrt_gate65_1

Nrt_gate65_2

Nrt_gate65_3

【Wi-Fi関係】
 今回利用する便は、JL786(NRT→HNL,B767-300ER,Y)とJL785(HNL→NRT,B767-300ER,Y)ですが、Wi-Fiが使えるようなので試してみました。
 料金を確認してみました。

  Wi-Fiのご利用(国際線 機内Wi-Fiサービス)
  https://www.jal.co.jp/inter/service/wifi/
  (以下、上記URLから抜粋引用)
-------------------------------------------------------
  対象機材          導入路線 東京(成田)路線
  ボーイング767-300ER型機  ホノルル(JL784/783、JL786/785)
  (JAL SKY SUITE 767)
-------------------------------------------------------
  料金プラン
  利用プラン  利用時間  料金 JALカード料金
  1時間プラン  1時間  $10.15  $9.15
  3時間プラン  3時間     $14.40  $12.95
  フライトプラン 24時間 $18.80  $16.80
  「データ使用量は無制限となります。」
-------------------------------------------------------

 3時間プランにするかフライトプランにするか迷いましたが、インターネットに常時接続することを考えてフライトプラン(JALカード決済)にしました。
 実際に使った感じでは、3時間プランでも十分だったかもしれません。

  下記の記事によれば、Kuバンドを使用するPanasonic Avionics社の「eXConnect」というシステムを使用しており、最大帯域は30Mbps程度のようです。

  Panasonic Avionics
  https://www.panasonic.aero/about-us/

  eXConnect
  https://www.panasonic.aero/inflight-connectivity/global-communications-services/broadband-connectivity/

    Impress
    容量無制限、空飛ぶインターネット「JAL SKY Wi-Fi」を使ってみた)
    http://car.watch.impress.co.jp/docs/special/20140228_636970.html(2014/2/28 00:00)
    http://car.watch.impress.co.jp/docs/special/637173.html (2014/3/3 00:00)

 スマホ(機内モードのSH-01F)のWi-Fi Analyzerで信号をチェックしてみると、SSIDが見えます。

[Wi-Fi SSID (Japan Airlines)]
Wifi_ssidjapan_airlines



 以下のFAQによれば、動画の再生自体は禁止されていないようです。

  よくあるご質問(国際線 機内Wi-Fiサービス)
  https://www.jal.co.jp/inter/service/wifi/qa/index.html#faq03

 接続して動画を再生してみると、最大で3Mbps程度は出ているようです。

[動画再生中]
Wifi_27mbps


 最初は結構速度が出ていたのですが、徐々に遅くなって200kbps程度になり、最後には50kbps以下になってしまいました。
 メールがどうにか使える程度です。
 回線の幅の問題なのか、機内/機外電波伝播の問題なのかよく分かりません。
  以下の記事には、通信速度は1基の衛星が処理する航空機の数に依存するようなことが書いてありますが、詳細はよく分かりません。

  How Does In-Flight Wi-Fi Really Work?
  https://thepointsguy.com/2015/11/how-in-flight-wi-fi-works/
  "Once the antenna picks up the satellite signal, the plane provides users with Wi-Fi speeds of up to 30-40 Mbps. Although this is much improved over the ATG system, speeds depend on how many aircraft one satellite is serving."
 
 Wi-Fi対応の機材であれば、ほとんどシームレスでインターネットを利用できそうです。
 なお、帰りの便(JL785)でも試してみましたが、通信速度の変化は行きと同様でした。

【電源関係】
 インターネットが常時接続可能になっても電源の問題がありますが、今回利用した機材では、前のシートの背もたれの左端に、USB端子とスマホポケットが設けられていました。
 電流容量はよく分かりませんが、スマホではアプリを使用しながら充電が可能でした。

[機内でスマホをUSB充電中]
Photo



【GPS関係】
 m-241とSH-01Fで試してみましたが、衛星は一つも見えませんでした。
 通路を挟んで窓から3列目なので仕方ないです。
 帰りに期待することにします。

【ADS-B関係】
 (次回記事に続く)

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2017年1月12日 (木)

釜山のホテルのTVで日本の番組をリモート視聴(HDMI経由)

 海外でも大手のホテルでは日本の番組を配信していることがありますが、今までの印象では、あまり見たいような番組はありません。
 現在、スマホでリモート視聴するための環境はあるので、ネットワーク環境(Wi-Fi, 3G等)があれば、日本のテレビ番組を視聴することはできます。
 しかし、スマホ画面は小さいので空港での出発待ちの時間潰しに見る程度であればあまり問題にならないのですが、ホテルで見るのには画面が小さすぎます。
 ホテルの部屋にはテレビが設置されていることが多いので、このテレビの外部入力が利用できれば大きな画面で見ることができるかもしれません。
  現在の環境では、リモート視聴はSD画質なので、あまり大きな画面には表示できませんが・・・

 

 テレビ自体にはHDMI端子が付属してことが多いですが、ホテルによっては外部入力が無効化されているようです。
 調べてみたら、HDMI端子を開放しているホテルがありました。

 

  Hyatt Plug Panel User Guide
  https://www.hyatt.com/hyatt/images/place/PlugPanelUserGuide.pdf

 

 手元にあるスマホのFLEAZ F5, P-02E, SH-01F等はMiracastに対応しているので、ワイヤレスディスプレイアダプタを利用すれば、スマホに表示された日本のテレビ番組の映像をHDMI経由でホテルのテレビに表示できるかもしれません。

 

【Miracast設定画面(Covia Fleaz F5 CP-F50aK)】
Miracastcovia_fleaz_f5_cpf50ak

【Miracast設定画面(ELUGA X P-02E)】
Miracasteluga_x_p02e

【Miracast設定画面(AQUOS PHONE ZETA SH-01F)】
Miracastaquos_phone_zeta_sh01f

 

 今回、釜山に遊びに行くことになったので、滞在ホテルで実際に試してみようということで、使えそうなMiracast用ワイヤレスディスプレイアダプタを探してみました。

 

https://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=hdmi+miracast&tag=googhydr-22&index=aps&jp-ad-ap=0&hvadid=163647871611&hvpos=1t1&hvnetw=g&hvrand=9386191155792150774&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=b&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1028853&hvtargid=kwd-58967749874&ref=pd_sl_2f7mevp9zy_b

 

 

 

 価格の幅が結構あります。
 滞在予定のホテルのテレビがHDMI対応かどうか不明なので、無駄になる可能性があることを考えると、なるべくコストを抑えたいです。
 選択基準としては、安いこと、そこそこの評価があること、他の類似機種(第1世代のChromecastのパチモン?)があること等としました。

 

 色々な点で実際に使えるかどうかは判りませんが、どんなものか試してみようということで下記の製品を買ってみました。

 

  Tera 超小型 ワイヤレス ディスプレイ レシーバー wifi display receiver FullHD 1080p Airplay Miracast DLNA対応 IOS Android Windowsシステム通用

 

 

 

 

 

 

【外箱はMiraScreen】
Miracast_wifi_display_receiver_1

Miracast_wifi_display_receiver_2


【取説もMiraScreen】
Miracast_wifi_display_receiver_3


【製品にはマーキング無し】
Miracast_wifi_display_receiver_5

 

 一寸怪しいところはありますが、実際に動作するかどうか釜山のホテルで試してみました。

 

 なお、Miracast用のアダプタは、端末やテレビとの相性があるようで、OSのバージョンが条件を満足していれば、どの端末でもOKという訳ではないようです。

 

 宿泊したのは、地下鉄の西面(ソミョン)駅の近くの"Busan Business Hotel"という名前のホテルです。
 客室の壁にSamsungのテレビ(モデル名不明)が固定されていました。
 幸いなことに、側面の外部入力端子(HDMI, USB等)はアクセス可能となっていました。
 また、リモコンで外部入力端子の切り換えが可能でした。

 

【外部入力端子】
Tv_ext_input_1


Tv_ext_input_2

  雰囲気的には使えそうなので、購入したディスプレイ レシーバ(MiraScreen?)をテレビに接続してみました。
 このレシーバは、電源をUSBから得るようになっているのですが、取説によれば1A以上の容量が必要なようです。
 テレビのUSB端子には0.5Aと書いてあったので少し心配でしたが、とりあえず繋いでみました。
 レシーバのHDMIケーブルブルをテレビのHDMI端子に接続すると、自動的に入力がHDMIに切り替わりました。
 
 初期状態では、レシーバはiOSモードになっているので、レシーバの側面にある小さなボタンを押してAndroidモードに切り替えます。
 画面をよく見るとモードが判別できるのですが、使うたびにデフォルトのiOSモードに戻ってしまうので、モード変更を忘れて繋がらないと慌てることがありした。

 

 後は取説に従ってWi-Fi Directで接続したら、スマホ(SH-01F)に表示されているMiraScreen設定画面がホテルのテレビに表示されました。
 次にリーモート視聴用のアプリ"net-TV mobile2"を立ち上げて、ストリームデータを受信することにより、日本のTV番組を視聴することができるようになりました。
 SD画質ですが、ホテルのテレビサイズ程度であれば、実用的な画質で見ることができます。
 なお、スマホの映像は正常に表示されるのにTVの画面が時々フリーズすることがありましたが、これはWi-Fiダイレクトの問題なのか、製品の質の問題なのかよくわかりません。
 高級品を買えば問題が解決する?

 

【日本のTV番組をリモート視聴】

 

 

 

 

 
 
 

 

 とりあえず、このホテルに関しては、ホテルのテレビで日本のテレビ(在京7局)の番組を見ることができました。

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2017年1月11日 (水)

ADS-B/RadarStickで見た離陸時の高度変化

 ADS-BデコードアプリRadarStickで、滑走路付近の機体の高度を見ると、"on ground"だったり"0 m"だったりします。
 "on ground"と"0 m"はどう違うのでしょうか?

 飛行機に乗る機会があったので、好奇心で調べてみました。
 今回利用した便は、JAL957(NRT-PUS)です。
 利用ターミナルは第2ターミナルだったのですが、以前来たときと印象がかなり変わっていました。
 昔はシャトルを使ったような気がしますが、現在は動く歩道付きの長いコンコースになっていました。

【ズームで見た成田空港第2ターミナル】
Narita_terminal_2_zoom1

Narita_terminal_2_zoom2

Narita_terminal_2_zoom3_2

Narita_terminal_2_zoom4

Narita_terminal_2_zoom5


 88番ゲート付近から99番ゲート方向を撮影しましたが、コンデジ(EX-ZR500)を使って、低解像度(640×480)で無理やり高倍率ズームしたので、画質が相当に劣化してます。

【99番ゲート】
Narita_terminal_2_gate_99


 利用便はJL957(B737-800, NRT-PUS)、シートは左側の窓から3列目です。
 ADS-B信号は、搭乗直後から以下の条件で受信しました。

  アンテナ:自作ネックストラップアンテナ
  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)改
   スマートホン:AQUOS PHONE ZETA SH-01F
   ADS-Bアプリ:RadarStick

 駐機中は、自機(搭乗機)のデータは表示されませんでしたが、機体が動き始めると表示されるようになりました。
 以下、ADS-B/RadarStickで見た離陸時の高度変化の様子です。

【on ground】
Jal957_on_ground_b737800

Jal957_on_ground

【0 m】
Jal957_0_m

【100 m】
Jal957_100_m

【200 m】
Jal957_200_m

【1000 m】
Jal957_1000_m

【on ground→0m→100m→→1000m】

【10400m/10362m】
Jal957_10400_m

Jal957_10400m_10362m


  航空機の機材やADS-Bアプリによって表示形態が異なるのかもしれませんが、今回の場合は、車輪が滑走路に接している場合は"on ground"、車輪が浮いてから高度100mになるまでは"0 m"という表示になるような感じでした。
 スマホでの高度表示は100mステップですが、機内モニタでは1mステップで表示されます。

 機内モニタで高度は判るので、自分で高度を表示して何かの役に立つという訳ではありませんが、趣味の世界なので・・・

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2016年9月19日 (月)

SH-01FにSDR用チューナを外付けするためにクリアケースを買いました

 先日、SDR用に中古で購入したスマホAQUOS PHONE ZETA SH-01Fは、期待したほどはSDR動作時間は長くなりませんでしたが、総合的に見ると今まで使っていたCovia FLEAZ F5 CP-F50aKよりは良いような感じがします。
  ということで、FLEAZ F5のケースに貼り付けていたSDR用DVB-TチューナをSH-01Fに移し変えよう思ったのですが、SH-01F用のケースは手元にありません。
 SH-01Fの裏面に直接SDR用チューナを貼り付けることも考えましたが、一寸かわいそうです。
 amazonで調べてみると安いケースがあったので、以下の製品を買うことにしました。

【SH-01F用クリアケース】
1sh01f


  とりあえずSH-01Fに取り付けてみました。

【クリアケースを取り付けたSH-01F】
2sh01f

  安いので一寸心配したのですが特に問題は無いようです。
  スマホの裏面とクリアケースの接触部分が濡れたような感じに見えますが、人によっては気になるかもしれません。

  SH-01Fにストラップホールがなければ、クリアケースに孔を開けようと思っていたのですが、幸いなことにSH-01Fにはストラップホールがありました。
 ところがこのトラップホールが難物で一筋縄では行きませんでした。
 普通のストラップホールはワイヤを90度程度曲げれば取り付けることができるのですが、このストラップホールの場合には180度程度まで曲げる必要があります。
  補助具なしでは難しそうなので、通線ワイヤ(呼び線)方式を採用しました。

【ストラップ取り付け】
3


 次は、クリアケースにSDR用チューナを取り付けます。
 取り付けは今までと同様に面ファスナ(マジックテープ)をしますが、SH-01Fのボディの色は白なので、これに合わせて白色の面ファスナを使用しました。
 今回は、ホイップアンテナとネックストラップアンテナの両方が使えるように、面ファスナを縦方向に長めに貼り付けました。

【クリアケースに面ファスナを貼り付けたSH-01F】
4sh01f


【DVB-Tチューナ付属アンテナエレメントを接続したSH-01F】
5dvbtsh01f

【ネックストラップアンテナを接続したSH-01F】
6sh01f

【ネックストラップアンテナでADS-B受信中】
7adsb_1

8adsb_2

  今まではADS-B用アプリとして主にAvare ADSB Proを使っていましたが、最近見つけたRadarStick(有料)とRadarMapsを使ってみました。

Radar Stick - ADSB receiver - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.radarworkx.radarstick&hl=ja
アップデート:2016年5月9日
サイズ:3.0M
インストール:10,000~50,000
現在のバージョン:2.3
Android 要件:4.1 以上
インタラクティブな要素:デジタル商品の購入
アプリ内アイテム:¥599/アイテム

Radar Maps - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.radarworkx.radarmaps&hl=ja
アップデート:2016年6月9日
サイズ:6.4M
インストール:10,000~50,000
現在のバージョン:1.3.1
Android 要件:4.1 以上

 一寸使って見た感じでは中々よさそうです。
 それらしい画面が表示されるし、滑走路も表示されます。

【Radar Stick表示例】
Radarstick

【Radar Maps表示例】
Radarmaps_1

Radarmaps_2


 いずれもリビングのテーブルでネックストラップアンテナを使って受信したものです。

 オフラインで使用できるようなので、次に航空機を利用するときに使ってみたいと思います。(受信機の使用が許されている場合)

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2016年8月28日 (日)

SH-01F(0 SIM)をAndroid 4.2から4.4にバージョンアップしました

 先日、中古のSH-01Fを購入したのですが、Androidのバージョンは4.2のままでした。

  「Googleストリートビュー」や「Cardboard カメラ」は、Android 4.4以上でないと動作しないので、バージョンアップすることにしました。

 バージョンアップの方法を調べてみました。
 
    OSバージョンアップ|サポート情報|AQUOS PHONE ZETA SH-01F
  Android 4.4 アップデート
  http://k-tai.sharp.co.jp/support/d/sh-01f/download/update/

  アップデート手順
  https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/com_device_m/index.html

 「バージョンアップにはドコモ契約のあるminiUIMカードが必要です。」と書いてありますが、ドコモ契約のSIMは持っていません。
 どこかにドコモの回線を使っていればOK的なことが書いてあったような気がしたので、P-02Eに挿していたSo-net モバイルサービスの「0 SIM」で試してみることにしました。

  So-net 0 SIM
  http://lte.so-net.ne.jp/sim/0sim/

 「本サービスは、NTTドコモが提供する「Xi」および「FOMA」のネットワークを利用しています。」と書いてあります。

 
 「0 SIM」をP-02Eから抜いてのSH-01Fに挿そうとしたのですが、スロットを見ただけではよく判らないので、取説を参照しました。

 SH-01Fで使用されているSIMカードは、「ドコモminiUIMカード」なので、手元にあるマイクロサイズの「0 SIM」で使えるはずです。

【SH-01F miniUIMカードの取り付け方】(取説から抜粋引用)

Sh01f_miniuim_1



Sh01f_miniuim_2


 これでやっと「バージョンアップ作業に取り掛かれます。

  「設定」→「端末情報」→「Androidバージョンアップ」→「バージョンアップを開始する」
Android_1

Android_2

 「0 SIM」でも無事に4.2から4.4にバージョンアップできました。

【SH-01F Android 4.2.2】
Sh01f_android_422

【SH-01F Android 4.4.2】
Sh01f_android_442



  これで利用できるアプリの範囲が広がりました。

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2016年8月27日 (土)

バッテリー容量3,000mAhに惹かれてSDR用に中古のSH-01Fを買いましたが・・・

 現在使用中の携帯用のSDR受信セットは以下のようになっています。

  USBチューナ:DVB-T+DAB+FM (R820T)
  スマホ:Covia FLEAZ F5 CP-F50aK
    SDRアプリ:SDR Touch, Avare ADSB Pro(ADSB Receiver Pro)等

 しばらく使ってみましたが、色々と欲が出てきます。
  FLEAZ F5は、SDRを常時動作させた状態でバッテリが2時間程度持ちますが、もう少し長くしたいです。
 もう少しバッテリ用容量が大きいものはないかと思って探してみたら、以下の製品がありました。

  AQUOS PHONE ZETA SH-01F
  http://www.sharp.co.jp/products/sh01f/

 電池のもちが良いことが売りのようです。
 SH-01Fと FLEAZ F5の主な仕様を比べてみました。

             SH-01F        FLEAZ F5
Android:     4.2       4.4
画面(インチ):   5         5
画素数:      1,920×1,080    1,920×1,080
寸法(mm):    141×70×8.9   141×72×9.2
質量:          139g           145g
バッテリ容量:  3,000mAh        2,000mAh
USBホスト機能:    有り      有り      
カメラ(画素): 1,630万/210万  500万/30万

  SH-01F
  http://www.sharp.co.jp/products/sh01f/spec.html

  FLEAZ F5
  http://www.covia.co.jp/product2/product-cpf50ak.html

ざっと見た感じでは、SH-01Fの方が若干小型軽量で、バッテリ容量が1.5倍なので、SDR用には適しているように思われます。
 Androidのバージョンが4.2なのが一寸気になりますが、SDR動作には直接関係しないし、後で4.4にアップデートできるようなので、特に問題ではないでしょう。

  Android 4.4 アップデート
  http://k-tai.sharp.co.jp/support/d/sh-01f/download/update/

 SDRとは直接関係しませんが、カメラが結構良いようです。

 ということで、SH-01Fの購入を検討しました。
 Amazonで調べてみると結構なお値段がします。

AQUOS PHONE ZETA SH-01F docomo [WHITE] 白ロム Sharp ¥ 35,000

 評価はかなり良いようです。

 安い中古はないかと思ってネットで探してみると、ランクによって違いますが12,000~17,000円程度のようです。
 当方は、リアル店舗で現物を触って確かめてみたいので、秋葉原で探してみました。
 2~3軒回ってみましたが、あまり数は出ていないようです。
 結局、一寸高め(17,000円程度)ですが傷や汚れが見えない端末を買ってきました。

【SH-01F】
1_sh01f

2_sh01f

 今までの経験では、AndroidのバージョンとUSBホスト(OTG)機能の条件を満足していても、動作しないものがいくつかあったので、とりあえず本当にSDRアプリ(Avare ADSB Pro)が動くかどうか確認しました。

【Avare ADSB Pro】
3_avare_adsb_pro

 結果はOKでした。

  問題は連続動作時間です。
 USBチューナ(R820T)を接続すると、ADSB Receiver Proの動作中はチューナには260mA程度流れます。

 21:30頃から受信を開始し、最初の約20分はWi-Fi OFF、Bluetooth OFF、機内モードON、画面明るさ50%(連続点灯)でしたが、その後、SDRアプリをFlight Feederに切り換えてWi-Fi ONにし、そのまま放置しました。

 夜中(03:30頃)にチェックしてみると、「USB接続の解除」というエラーメッセージが出ており、SDR動作は停止しています。

【USB接続の解除】
4usb

 USBホスト機能を使用する場合は、20%より多いバッテリ容量が必要なようです。

 Battery Mixで確認してみると23:30頃にSDR動が停止したようです。

【Battery Mix】
5_battery_mix

 21:30頃から受信を開始したので、約2時間動作したことになりますが、これではFLEAZ F5の場合と同じです。
 120分で20%まで低下したということは、 USBホスト機能を使用しない場合は、単純計算では残りの20%であと30分動作することになります。

 USBホスト機能を使用する場合は、バッテリ容量を完全に使い切ることができないというのは想定外でした。
 SDR動作時間を延長させるという目論見が外れて残念!

 救いとしては、端末の機能自体は、FLEAZ F5よりも良いようですし、USBホスト機能を使用しない通常動作であれば長時間使えそうなので、ELUGA X P-02Eで使ってていた0 SIMをAQUOS PHONE ZETA SH-01Fに移して、データ用の端末として使うことにします。

(2016.08.28:記載内容一部訂正)
 
 
 

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